今回は相手に選ばせたカードを見つける,そんなトランプマジックについて説明していきた

いと思います。



■準備するもの


 ・マジック用のトランプ(紙製)

 

 これはトランプマジックをする上で,大変重要なものです。選択を間違ってしまえば,マジックの上達に影響を与えてしまいます。カードマジックの銘柄はいろいろありますが,中でも,

 「バイシクル」・「タリホー」(U.S プレイング・カード社),「クラブエンゼル・ポーカーサイズ」

(エンゼル商事株式会社)が扱いやすいでしょう。また,紙製であることも重要です。プラス

チック製のトランプでは摩擦が大きく,カードを広げにくいという特徴があります。ですから,

カードは必ず紙製のものを使うようにしましょう。


バイシクル.png                 バイシクル(U.S.プレイングカード社) 




タリホー.jpg                  タリホー(U.S.プレイングカード社)

                



クラブエンゼル・ポーカーサイズ.jpg

            クラブエンゼル・ポーカーサイズ(エンゼル商事株式会社)

                



 ・テーブル

 これがないと,マジックができません。カードマジックは基本的にテーブルマジックに分類

されるので,テーブルを準備してください。(マジック用のテーブルじゃなくていいです)



 ・ヒンズーシャッフル (難易度2)

 

 日本でよく行うカードの混ぜ方ですが,マジックでは右手の持ち方が若干違います。

右での親指と中指,薬指で,1組のトランプ(デック)の側面(サイド)の手前側をはさんで

持ち,人指し指は軽く,裏向きに持ったときの一番上(トップ)に軽くそえます。そして左手

指先で右側の側面(サイド)を持ちます。右手で下部の方を引き出し,同時に左手の力を

緩めて,1組のトランプ(デック)の裏向きにしたときの一番上数枚を左手に落とします。

これを繰り返していきます。



 

 このシャッフルは応用範囲も広く,よく使うので練習して覚えましょう。


  ヒンズーシャッフル.png



 ・オーバーハンド・シャッフル(難易度2)

 

 このシャッフルは欧米人が主に使う混ぜ方です。1組のカード(デック)の右側面(右サイド)

を立てるように右側で持ちます。左手親指を一番上(トップ)に,人指し指は左のカードの

向こう側の角(左向こう側コーナー)付近,残りの指を一番下(ボトム)にあてます。

右手は一番下(ボトム)側から持ち,親指を手前側の辺(手前側エンド),人差し指を右側面

(右サイド),残りの指を向こう側の辺(向こう側エンド)にあてて持ちます。

左手の親指を1組のトランプ(デック)の一番上のカード(トップカード)にあててずらして左手

に取ります。その上にカードを重ね取っていきます。これを繰り返します。



 このシャッフルはあまり使いませんが,知ってるとトランプマジックのいろいろなところに

使えると思うので練習しておきましょう。


オーバーハンド・シャッフル.png 



 ・リフルシャッフル(難易度3)

 ①丸1組のトランプ(デック)を半分に分け,両手に持ちます。

 ②左右のカードをそらせて,親指側にまとまった数のカードをはじいていき(リフル),左右

のカードを交互に重ねていきます。

 ③左右のカードが重なった時点で,重なった部分に左右の親指をあてて左右のエンドを

押しさげて山なりにし,指の力を緩めていくことで1組に重ねていきます。

(ウォーター・フォール)


リフル・シャッフルpng.png



 ・ジョグ(難易度3)

カードをわずかにずらすことです。手前側に突き出した状態をインジョグ,向こう側に突き

出した状態をアウトジョグといいます。



ジョグ .jpg     


 ・フォールス・リフルシャッフル(難易度4)

一番上(トップ)のカードや一番下(ボトム)のカードの場所を崩さないリフル・シャッフルです。

一番上(トップ)を崩さないようにするには,一番上(トップ)を最後に落とします。

一番下(ボトム)を崩さないようにするには,一番下(ボトム)を最初に落とします。



 ・コントロール(難易度5) ※これはマジックのやり方でくわしく説明します。

 特定のカードを特定の場所に移動させることです。このマジックではジョグを使って,

ヒンズーシャッフルのコントロール,オーバーハンド・シャッフルのコントロール

のコントロールを使います。

 このテクニックはこのマジックの重要なテクニックです。とても難しいですが,

なんども繰り返して覚えましょう。




 ■マジックのやり方

 1.相手にカードを選ばせます。


 

 2.後ろを向いて,1枚のカードを選ばせ,カードを覚えてもらいます。


 3.正面に向き直り,カードをはじきながら,カードを覚えたひとに「ストップ」といって

もらいます。


 4.ストップといった瞬間にはじくのをやめ,そこにカードを入れます。


 


ポイント

  • このとき,右手に持っているカードの束を重ねる瞬間,ばれないように親指で
  • インジョグします。


 5, ヒンズーシャッフルで相手の選んだカードの上の束を下に持っていき,選んだ

カードが一番上(トップ)にきたら,そこでやめます。(ヒンズーシャッフルのコントロール)


 6.次に,オーバーハンド・シャッフルをするのですが,1枚目の相手のえらんだカード

のみを一番下(ボトム)に移動させます。そして,オーバーハンドシャッフルをいつもどおり

行ってください。(オーバーハンド・シャッフルのコントロール)


 7.今度は,ヒンズーシャッフルで一番下(ボトム)のカードを一番上に移動させます。

(ヒンズーシャッフルのコントロール)


注意

  • このとき一番下のカードが2枚ほど重ならないように注意してください。


 8.続いて,フォールス・リフル・シャッフルをして,一番上(トップ)のカードを

最後に落とします。


 9.6~8を数回繰り返します。(しなくてもいいです)


10.最後に一番上のカードを相手に見せて終わります。





 ■最後に

 いかがだったでしょうが。今回はコントロールを使った,カードマジックを紹介しました。

トランプはポーカーなどのゲームでおなじみの存在ですが,そんなトランプを使って,

いろいろな種類のマジックができるのです。また,カードマジックは応用できます。

相手の選んだカードをあてる方法を2枚のキング1組のトランプ(デック)を挟み,投げて,

カードを出現させる方法や,選んだカードがトランプの中からあがってくるなど,

マジシャンのテクニック次第で観衆を魅せられるのではないでしょうか。

みなさん,繰り返し練習をしてみんなをあっと驚かせてくださいね(^=^)