ねとらぼで紹介されていた台湾のウルトラマン動画にかんたんしました。

 

ウルトラマンが台湾人気バンドのMVに降臨 心揺さぶる映像美に円谷スタッフも集結 - ねとらぼ

 

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いい曲ですね。

こういう壮大なテーマの歌詞楽曲がポピュラーに支持されているんでしょうか。
台湾ミュージック界というのもなかなか興味深いものです。



動画のストーリーはざっくりとこんな流れになります。

ウルトラマンネオスが台湾市街地でバルタン星人と戦闘。
ネオスに「帰れ」と罵声を浴びせる市民のデモ。
デモを守りながら戦うためバルタンに苦戦するネオス。

並行して、ウルトラマンファンの少年がいじめにあっています。

ともに絶望するネオスと少年。
ネオスは傷つき倒れ、カラータイマーの輝きが消えます。

でも、最後は少年の思いを受けてネオスは立ち上がり……と。

 

とてもよい映像作品だと思いますからぜひご視聴ください。

 

 

雑感ですが……。

ウルトラマンは改造人間やミュータントやスーパーロボットなどの
「地球産」ヒーローではなくて、「たまたま地球に立ち寄った異邦人」という
味わい深い設定がございます。

そのため、「地球人とウルトラマンの距離のあり方」がしばしば重たいテーマに
なるんですよね。


初代ウルトラマンやウルトラセブンの時代から、基本的に最終回になると
ウルトラマンは光の国等に帰っていってしまいます。

直接の理由はゼットンに倒されたとかダメージの蓄積とかなんですけど、
一方で科学特捜隊の皆様などが「これからは自分たちの手で地球を守る」という
決意を新たにされる訳です。

まあ、ウルトラマン終盤の科学特捜隊は異常に強くなっていましたけどね。
スパーク8の尋常でない威力を観たときはたまげましたもの。
イデ隊員天才過ぎる。


……話がそれました。
平たく言うと、ウルトラマンという「戦力」を在日米軍とかに重ねて
あれこれ語る人も出てくる訳です。


「帰ってきた」
「帰ってくれ」
「ウルトラマンが助けてくれるはずだ」
「ウルトラマンに頼っていていいのだろうか」


こういう声が常につきまとうヒーローなんですよ。

なかなかウルトラマンさんも色々なものを背負われていて大変です。

 

で、大人はそういう系の話を好んでやりがちなんですが、
子どもにとってはそんな小難しい話はどうでもよくて、
「ウルトラマン格好いい!」「立って! 勝って! ウルトラマン!」
というのが何よりも重要であります。

この動画でも、ネオスさんが色々あって倒れてしまいますが、
やっぱりちびっ子の真っ直ぐな思いをぶつけられたら元気も湧いてきて、
細かい話はさておきよっしゃバルタンやっつけたろ! となってくれます。

これこそヒーローですよ。
悩むのも大事ですが、まずは人々の思いを受けて行動してこそです。
行動しているうちに、人々からの見え方も変わっていくのです。



そんなことを考えさせられつつ、ウルトラマンのファイトっぷりも
存分に楽しめるありがたい動画でした。

こんなよい作品をつくって公開してくれた台湾のウルトラマンファンに
ありがとうと言いたいです



それにしても、最近のウルトラマンは市街地戦の描き方がすごいですねえ。

ビルの壊れ方のバリエーションがどんどん増えています。
日中・夜・朝焼け、晴れ・雨の使い分けもグッときます。

 

そう言えばバルタン星人さんはこういうプロモーションにはよく出演していますが、
近頃はなかなか本編のストーリーに登場してくれない気がします。

そろそろバルタンの本気を見せてくださいますように。